伊藤明弘作品

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伊藤明弘作品の寸評です。
下手な事書くと、ファンから鋭いツッコミを受けそうですね(汗)。

ネタバレ、注意!


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LAWMAN - 漫画 (初稿:1998/11/22, 最終更新:1998/11/23)

私が初めて出会った伊藤明弘作品が、このロウマンです。
書店に並んでいたこの本の表紙には、本編の主人公入江省三がニヤリと笑ってるじゃないですか。
何故か、引き寄せられるように、ふらふらと手に取っちゃったんですよねぇ。
この頃は、まだ、この作者が、ジオブリーダーズの作者だとは、知りませんでした(ジオブリーダーズ自体、「面白いらしい」程度の噂しか知りませんでしたが)。

入江省三 11KB 主人公である、入江省三の名刺に書いてある肩書きは、「大蔵省特殊査察部第二課執行官」。
第1話でいきなり、在日米軍基地で銃を構えて、「この弾丸は消費税込み1発125円です。計算を」なんて台詞を吐くあたり、「おッ、こりゃ面白いキャラクタが出てきたな〜」なんて思っちゃいました。

いつもニコニコ、何を考えてるのか分からん風貌で、ある意味、役人らしい役人ですよねぇ。
なのに、ニコニコしながら、派手なガンアクションを繰り広げちゃうんだから、とっても楽しいですわ(笑)。
「彼の行動を理解しようとしてはならない」と評されてるのも、楽しいですね。

LAWMANSでは、公安委員会印のプロテクトがかけてある入江のデータを見た柏原警部が、「ゾンビーユニットってやつか・・・」って云ってます。
この辺の設定は、ジオブリーダーズの入江の元になってるような感じですね。

作者は、「入江がバカになった」と書いてあるんですが、むしろ、ジオブリーダーズの入江の方が、違和感がありますね、私にとって。
ロウマンから入ったんで、入江はこれくらい愛敬のある方が好きですねぇ。
ジオブリの入江は、同じニコニコ笑ってても、恐いから嫌です〜(悲)。

大蔵省特殊査察部第二課執行官
入江省三

単行本ロウマンは、ロウマン4話と読み切り1話と云う構成になってます。

私が大好きなのは、ロウマン最終話のLAWMAN AND THE THIEFですね。
まぁ、入江が、最もジオブリーダーズの入江に近いんですが(汗)。
導入部の、台詞だけで進んで行くところや、その内容が洋画っぽくて、カッコイイな〜 、とかね。

そう云えば、伊藤明弘作品全体を通してですけど、昔の映画っぽい雰囲気がひしひしと感じます。
具体的な作品名を聞かれると、ちょっと困るんですけどね・・・(汗)。

作品中にも、西部警察だの、特捜最前線だの、懐かしい名前がちらほらと(笑)。

話は変わって、このロウマンで、一番好きなキャラクタと云うと、LAWMANSに出てきた、207移動の新田さん(笑)。
いやぁ、入江が云ってるじゃないですかぁ。「可愛い声だなぁ」って。
うおおッ、私も声を聞いてみてぇッ!

あと、LAWMAN GOES TO NORTHに出てきた、吉岡拳銃横撃ちがカッコイイ〜!

207移動の新田さん 10KB 吉岡の横撃ち 10KB
綾金警察署 207移動
新田さん
滝織会
吉岡の拳銃横撃ち


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GEOBREEDERS [File-X] GET BACK THE KITTY - OVA (初稿:1998/11/29)

さて、アニメ版シオブリーダーズが、私の伊藤明弘作品とのセカンドインプレッションなわけですが、この作品を観ようと思ったキッカケは、実は予告編に流れていた音楽だったりします。
act.1で、菊島社長が「突撃ぃ〜!行け行け行け行け行けぇい!オラオラオラオラオラぁ!」って叫んでるシーンで流れてる、あの音楽ですわ(アレンジ違うけど)。
あ〜、もう、凄くお気に入りの曲でして、この曲聴いただけで、「あっ、このジオブリーダーズって、面白そうだなぁ」って気になっちゃいましたよ。
ちなみに、この作品の音楽は中川幸太郎って人なんですが、この曲を作曲した人、と解釈しても良いんですよね?

で、この曲が、オープニングテーマだと思ってたら、act.2からあるオープニング(act.1はオープニングがありません)では、普通の歌謡曲だったんで、ちょっとガッカリ(まぁ、作中に頻繁に使われてはいますけど)。
オープニングテーマにインストゥルメンタルを使ってるアニメって、当たりが多いんですよね。
例えば、ガンスミスキャッツとか、天地無用!魎皇鬼とか、神秘の世界エルハザードとか。

サントラ、買っちゃおうかなぁ。でも、この1曲だけの為に買うってのも、何だかなぁ。

このジオブリーダーズ File-X ちびねこ奪還のおおまかな話は・・・(act.1のライナーノツより抜粋、改訂)。

会社が倒産して職を失った主人公田波洋一は、割のいい警備会社「神楽総合警備」に就職。
実は、この神楽総合警備は、「化け猫退治」がお仕事。
現代の化け猫は、動く磁気情報であり、その霊体を、専用プログラムを使って、フロッピーディスク(MOかも?)に封印するのだ。
毎度毎度、命懸けの仕事に、「こんな会社、辞めてやる!」を連発する田波だが、神楽の女性社員たちのペースに巻き込まれっぱなし。
そんな中、化け猫たちを統括する「黒猫」が、化け猫を率いて、組織的なテロ活動を開始した。
化け猫たちに占拠された、真浜原子力発電所を取り戻すべく、神楽総合警備の面々が突入するところから、この作品は始まる。

・・・ってとこですかね?
OVAだけの、オリジナルストーリーです(当然、基本設定は原作と同じです)。

相変わらず、作品全体を通して、映画の匂いがぷんぷんと。
にっかつニューフェイス辺りでしょうか(詳しく無いんで、よく分からんのですが)。
act.1の初っ端から、「紅の流れ星」、「地獄はアタシの職場だぜ」、「近日上映 綾金名画座」ですもん(笑)。

こう云うお遊びでは、act.3の巻頭に収録されてる、キャットフードのCM「ねこげんき」も面白かったです。
いやぁ、まさかここでマヤ(カタカナってところがミソ)が、顔にモザイクかけて登場するとは思いませんでした(笑)。
作中に、「ねこげんき」の姉妹品、「ルル」まで登場する芸の細かさ。
こう云うの、大好きです。

他にも、万能文化猫娘に出てきた、ファミレス「Akie's」まで出てくると云う。
店員も店長も、同じキャラクタだし。
本当、細かい!いいないいな〜。

絵の事を云えば、凄くクォリティは高いと思います。
サービスショットも多いところが、非常に好感が持てますね〜(ニヤリ)。

姫萩夕 14KB このアニメ版ジオブリーダーズで、私が一番好きなキャラクタと云えば、運転手の姫萩夕ですね。

「運転手は運転がお仕事〜」が口癖の彼女は、自動車を運転してないときは、大抵寝てます。
寝ぼけた姿が、なんか可愛いっす〜。でも、年齢は高めなんだろうなぁ、たぶん。
こう云う、ちょっととぼけたキャラクタって、やっぱいいですよ〜!

地下駐車場で寝てるとき、薄着ってのも、かなりポイント高し(笑)!

寝ぼけたときの声も好きです。いい演技だ、日高奈留美とやら!
ちなみに、日高奈留美って声優さんの名前、初めて聞きました。すいません、勉強不足でした。

株式会社神楽総合警備社員
姫萩 夕 (CV:日高奈留美)


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